こんにちは。
副業をしたいと考えている人もいるでしょう。
副業をする際、どのような点に気をつけたらよいか?わからない人は多いのではないでしょうか。
そして、よくわからず不安に感じていると思います。
この記事では副業を始める際、確認しておきたい注意点について、詳しく解説します。
副業を始める人は増えていますが、知っておきたい注意点もいくつかあり、よく理解しておきたいところです。
注意すべきことを理解し対策すれば、副業に失敗するリスクを減らすことができます。
副業を始めるとき、注意すべき点はなにか?詳しく知りたい人には、おすすめの記事です。
一度読んでいただければ幸いです。
副業をする際の注意点
副業をするとき、注意したい点がいくつかあります。
ここでは、副業するときに気をつけるべきことを解説していきます。
勤務先の就業規則を確認
会社員で働いている場合、自分が働いている勤務先の就業規則を確認しましょう。
最近、副業を解禁する企業は増えていますが、副業を禁止・制限している企業も多く存在します。
なぜ、企業が副業を禁止するのでしょうか。
- 従業員の労働時間を正確に把握することができなくなる
- 長時間労働によって健康を損なうリスクがある
- 企業の機密情報が外部に漏洩するリスクがある
- 従業員の帰属意識が低下する可能性がある
企業によって、上記のような理由で就業規則で副業を禁止しているようです。
自分が働いている勤務先の就業規則を確認し、もし副業が禁止されていたら、副業をすることはできません。
万が一副業してバレたとき、ペナルティを課される可能性があります。
しかし、「情報漏洩のリスクがない」「本業に支障がない」などの場合、特定の条件下で認められる可能性はあります。
副業を検討する際、不明な点があれば会社側に相談してみることが大切です。
また企業が副業を認めていても、事前に申請などが必要になることもあります。

許可なく他の会社で働かない方がよいでしょう。トラブルが起きる可能性もあります。

本業への影響を考慮
副業をする際、本業の仕事に支障が出ないように配慮する必要があります。
副業すると本業の労働時間に副業の労働時間が加わり、長時間労働につながります。
それで、副業による疲労や休息が不足し、本業の生産性や集中力が低下する可能性もでてくるでしょう。
また副業の仕事内容によっては、本業の機密情報が漏洩するリスクもあります。
へたをしたら秘密保持義務違反で、懲戒処分になることもあるので注意が必要です。
副業が認められていても、業務に支障がでてしまうと、副業禁止になる可能性もあります。
副業を選ぶ際、自社の仕事と競合する副業や会社の信用を損なうような副業は避けた方がよいでしょう。
副業をするとき、本業の仕事に影響がないよう、会社に迷惑がかからないよう考慮することも重要です。

副業にはメリットがありますけど、本業に悪影響がないようにしましょう。
副業での労働時間の管理
副業をする場合、本業と副業の労働時間を通算し、労働基準法で定められている上限時間内に収まるようにしなければなりません。
具体的には、1日8時間、週40時間の法定労働時間を超える場合は、時間外労働となり、割増賃金が発生します。
また、単月100時間未満、複数月平均80時間以内という時間外労働にも上限が決められています。
それらを考慮して働き、本業と副業の労働時間を正確に把握して、使用者へ申告する必要があるでしょう。
それに、副業と本業を両立できるか?という問題もあります。
本業の仕事が突発的に残業が発生しやすかったり、休日がいつになるかわからなかったりする場合、副業へと使える時間をどのように確保するかが課題です。
副業を継続するには、働く時間や仕事量を調節し、無理のない時間づくりが重要となります。

副業する時間を確保するのは、多くの場合簡単ではないようです。

副業による健康(体調)管理
副業をすると長時間労働になり、本業と副業の両立は、ときとして大きな負担になることがあります。
副業をする人のなかには、無理しないでできる範囲で働く人はいますが、プライベートや睡眠時間を調整して働く人もいます。
本業の合間に働くとなれば、就業後の夜間や休日に副業をすることとなり、仕事を詰め込み過ぎることとなりがちです。
そうすると、睡眠時間が減ったり体力を消耗したりして、体調を崩すことがあるでしょう。
また、ストレスもたまり心身に負担がかかってしまいます。
副業するのに健康(体調)管理は大切です。
バランスの取れた食事や適度な運動、睡眠時間の確保など基本的な生活習慣を整えましょう。
あと趣味の時間や適度な休息を確保するなどして、ストレス解消法を見つけて心身のリフレッシュも図りましょう。
それで、本業と副業をバランス良くこなすことが可能になります。
副業で健康を崩してしまったら、その副業を続けるのはおすすめできません。
このままでは、本業に支障がでるだけでなく、心身の健康や経済的な状況すべてに影響がでる可能性もあります。
社会保険の加入
副業を始めると、働き方によっては社会保険に加入が必要となることがあります。
もし、健康保険と厚生年金保険の加入条件を副業先で満たしていたら、本業と二重加入する状態になります。
副業で社会保険に二重加入することは問題ではありません。
しかし、社会保険には加入義務があり、自分でどちらの会社で保険料を納めるのか決めて手続きする必要があります。
社会保険に二重加入すると、社会保険料の負担が増え手取りは減ってしまいますが、将来受け取る年金額は増えるメリットもあります。
ただ副業で社会保険に加入すると、その情報が本業の会社に伝わる可能性があるでしょう。

本業の会社に副業がバレないようにするには、社会保険へ加入しない働き方を選ぶことです。

副業することによる税金
副業すると収入が増えます。そのため自分で税金を納めなければならなくなります。
ここでは副業に関する税金について、解説していきます。
収入によっては確定申告
会社に働いていると、勤務先で年末調整を受けられるので、原則自分で確定申告する必要はありません。
しかし、副業をしており複数の会社から給与の支払いを受けている場合は、注意が必要です。
本業・副業とも給与所得に該当する場合、一般的に収入の高い会社で年末調整を行い、他の収入については自分で確定申告することとなります。
収入によって確定申告が必要かは異なりますが、副業所得 20万円を超えると確定申告の手続きをしなければなりません。
また本業・副業とも給与所得であれば、本業と副業の給与所得を合算して所得税を再計算する必要があるのです。
確定申告が必要であるのに知らなかったばかりに、確定申告を怠り適切な税金を納めなかったら、
無申告加算税や延滞税などが課され、重いペナルティを受ける可能性もあります。
※副業で所得が一定額を超えた場合、確定申告が必要になることを知らないケースも少なくないようです。
副業を始める際には、税金(確定申告)について基本的な知識や方法を理解しておきましょう。

副業で所得が一定額を超えたら、確定申告を忘れずに行いましょう。
住民税の対策
会社員が支払う税金は、所得税だけでなく住民税も支払う必要があります。
副業の住民税は、所得税よりも申告を忘れやすい傾向があります。
なぜかといえば所得税は、給与所得以外の副業所得が年間20万円以下なら、確定申告不要のルールがあります。
しかし、住民税にはその適用がないからです。
住民税は、副業所得が年間20万円以下でも、住民税の申告が必要なので忘れないようにしましょう。
もし住民税の申告を怠ったら、延滞税が課される可能性もあるので注意が必要です。
住民税は、前年度の所得に基づいて計算されるので、副業を始めた翌年に影響がでてきます。
副業で収入が増えると、住民税額も増加し税負担がかかってしまいます。
また、手取り収入にも影響を及ぼす可能性があるでしょう。
あらかじめ、翌年の住民税に備えておくことも大切です。

所得税だけでなく、住民税の対策もしっかり行っておきましょう。

副業するとき気をつけた方がよいこと(その他)
他にも気をつけた方がよいことも、いくつかあります。
案外忘れがちですが、意識して対策をとった方がよいことですので、詳しく解説していきます。
家族の理解や協力を得る
一緒に暮らしている家族がいる場合、副業するのによく考えた方がよいでしょう。
副業を始めると収入が増えますが、自由に使える時間は減ってしまいます。
副業に時間を割きすぎると、家事・育児に充てる時間や家族と過ごす時間がなくなり、家族の負担も増える可能性がでてきます。
また、副業を家族に内緒でやるのは避けた方がよいです。
トラブルの原因にもなり、関係が悪化し家族の信頼を失うことにもなります。
家族の理解がないまま進めても、長期的に副業を続けることは難しいでしょう。
副業を始める際、「副業する目的」「家事・育児などどのように分担するか」家族とよく話し合うことが大切です。
そして、家族の理解とサポートを得られ、応援してもらえる環境づくりを心がけてください。

家族や周囲の理解・協力が不可欠です。
副業する準備と環境を整える
最近副業を在宅で行うケースが増えています。
副業をするのに適した業務場所を確保しましょう。
在宅では生活スペースと切り離すのが難しい場合もありますが、静かで集中できるスペースを確保し、オンライン業務の場合はインターネット環境やパソコンの準備が必要となります。
またオンラインミーティングに対応できるスペースも、確保しておくのもよいです。
在宅以外の作業場所として、シェアオフィスやコワーキングスペースを活用するのも一つの方法です。
デスクやインターネットなどのオフィス環境が完備されており、外出したとき副業の拠点として利用するのに最適な環境を提供してくれます。
あと、副業に必要な知識やスキルを習得するための自己啓発の時間を、確保することも大切です。

副業する前に、環境と準備をしっかり行っておきましょう。

甘い言葉や副業詐欺に注意する
副業を始める人が増えるにつれて、副業詐欺の被害にあうケースも増えています。
副業詐欺とは、副業を始めようと考えている人に、価値がないものにお金を支払わせる手口のことです。
「簡単にできる」「短期間で儲かる」などと謳い情報商材や販売ノウハウを、高く売りつけようとします。
副業に興味を持っている人が狙われ、多額なお金を失ってしまうケースも多いです。
副業詐欺をする相手は、「簡単に稼ぎたい」「今すぐ収入が欲しい」といった心を見透かし、お金を奪おうとします。
※すべてが詐欺というわけではなく、ノウハウを学べる信頼できる場所はあります。
副業で簡単には稼げないということを、よく理解しておくことです。
また、詐欺についての知識を身につけて、騙されないよう気をつけましょう。

知識や情報が少ないと、詐欺に狙われやすいです。
まとめ: 副業は注意点をよく理解したうえで始めよう
副業を始める際に確認しておく注意点について、解説しました。
副業を始める人は増えていますが、知っておきたい注意点もいくつかあります。
「勤務先の就業規則を確認」「労働時間の管理」「健康(体調)管理」「税金対策」などさまざまです。
副業の注意点をよく知らなければ、副業の継続は難しくなってしまいます。
しかし、注意すべきことを理解し対策すれば、副業に失敗するリスクを減らすことができるでしょう。
以上となります。
副業を始めるとき注意すべきことはなにか?気になったらこの記事を読んでみてください。
少しでもこの記事がお役に立てればうれしいです。
